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Hideki Fujii

散歩の効果

趣味の散歩ですが、少し調べてみますと、意外な効果があるということがわかりました。


運動不足解消という意味はあるかなと思っておりましたが、脳科学の分野では、実は脳のパフォーマンスを引き出す方法の1つとして、散歩が推奨されていました。


人類の脳はこの1万年の期間においては、実は進化していないそうで、草原を歩いて狩りをするもしくは新しい快適な住処を探す活動を推奨しているそうです。


そのため、歩くことで、脳のパフォーマンスを高める物質が出るそうで、結果として脳のパフォーマンスを上げることができるということになるそうです。


現在社会は、歩き回るような仕事よりもずっと座って仕事をする人々も増えており、脳のパフォーマンスを上げるという意味では散歩は見直されるべき習慣なのかなと思いました。


なお、走るのが最も良いようなので、定期的に走る習慣がある人々はある意味、脳のパフォーマンスを上げるという意味で素晴らしい習慣を身につけているということになるかと思います。


デジタルが普及すると、脳の仕組みも変わるのかもしれませんが、1万年変化していないという状況を聞くと、すぐに脳が変化する訳ではないと思いますので、デジタル空間におけるメタバースの普及には脳の仕組みを変えることは短期的には無理だと思いますので、何か異なる工夫が必要になるのかなと考えさせられております。



我が家にあるVRの仕組みも当初は物珍しく家族で遊んでいましたが、今は飽きている印象を持っておりまして、息子を見ていると伝統的なゲームを楽しんでいるようなので、VRを前提としたメタバース普及にはまだ何か足りないものがあるのかなと、脳の仕組みから妙に納得しております。


太陽の光を浴びるというのも人間の生物としてのパフォーマンスアップに重要であると理解しており、ずっとメタバース空間で暮らすということは、人類としては短期的にはないのかもしれないと想像しております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO

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