一般的なスタートアップらしい戦い方を教えてくれる先生に出会いました。
本日は、日本における一般的なスタートアップの戦い方についてこれまでの、私の経験も踏まえてなるほどと思いましたので、まとめておきたいと思います。
1)資金調達は、プロ投資家から出資して頂けるように活動すること。
エンジェル投資家から出資して頂いてもよいですが、素人のエンジェルから出してもらったとしての次のラウンドには役に立たない。
プロ投資家から出してもらっていると、プロには好まれるため、次のラウンドが進めやすいので、初期の段階からプロの投資家に出してもらえるように進めることは重要。
2)事業的に残念ながら複雑な内容(投資家に理解できない内容)については収益性が高くても投資を集めにくい。投資家にわかるように整理をして資金を集めることが重要。投資家(特にプロ)は月60社程度を検討しており、一定の決まったプロトコルで資料作成をすることが重要。
3)Exitは基本的にIPOとしておくことが重要である。途中でM&Aをすることを打ち出すとプロの投資家からは出資を受けづらい。
4)これもわかってはいましたが、システム投資あるいはシステム部門を持たないというような戦略は投資家受けしない。
5)KPIを設定して、段階的に達成をしたことを証明していくアプローチで進める。KPIが達成できないなら高速で見直しする体制になっていることを説明できるようにすること。
6)創業チーム(できたら創業者)が過半数以上を当面維持する資本政策とすること。
などなど、ご教示いただき改めて再認識できました。
スタートアップに挑戦する中年の人々も今後は増える気もしており、今後に向けて私のような事例ではどのような教科書になるのか整理していきたいと思います。
スタートアップ業界に参入する中年の親父に向けた教科書のようなものを将来編纂できたら面白いなと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロスデジタルイノベーション 最高経営責任者CEO
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