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Hideki Fujii

ハイブリッド

メタバースの現時点の課題の1つと言われているのが、複数のメタバースを共通のアバターで移動することができるかどうかというテーマがあります。


現時点では、標準のルールがまだ十分に定められていない関係で、これから議論がされて整理されていくと言われております。


なお、アバターに関して、国内標準のようなものは一部存在していると理解しておりますが、IDの認証を引き継いでいくことはセキュリティのことを考える難しい挑戦の1つだと思います。


解決方法としては、ブロックチェーンの活用で対応するという案は有力と言われており、Web3.0の世界観であるデータの主権を個人としながら、いろいろなメタバースを活用できるようにするというモデルは1つの実現イメージとなりますが、これから多数の挑戦が待ち受けていると思います。


現在、他の方法はないのかと少し調べておりましたら最近の取り組みで、JCBと富士通およびJP Gamesがブロックチェーン技術とは異なるアプローチで、メタバース時代のIDを実証実験するという内容がありました。


メタバースの今後の普及を考えていくと、デジタルデータの権利を管理すること、メタバースの時代におけるIDをブロックチェーン技術を中心で実現していくのか、それ以外の方法があるのかはとても興味深い(奥が深い)テーマとなると考えております。



ブロックチェーンを使うには、Walletと呼ばれる少し難易度が高い仕組み(ハードル)があります。ブロックチェーンを使わない方法で、実現されると便利(ユーザーにとり)だと思います。


先ほどのJCBの実証実験においてもブロックチェーンとの相互接続性は検証されると報道されていますので、


現時点での予測は、ブロックチェーンとそれ以外の技術のハイブリットでメタバース時代のIDは設計されていくとなるのかと思います。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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