最近コマーシャルを良く見る書籍の紹介となります。(と言っても私の中でかもしれません)
「アイアンハート」:折坂雅博著
です。
私の世代の少し上の世代、バブルの時代に有名だったジュリアナ東京を手がけた方で、グットウィルやコムスンを立ち上げて有名だった人です。正直になぜそう言えば消えたのかなと意識していなかったですが、日本での事業を精算してアメリカに飛び出し、事業を成功されて現在はスタートアップの育成をされているというすごい方であり勉強になるなと思い読んでみました。
物理的に強い方(柔道、空手の有段者にして防衛大学出身)なのでまさに屈強な方で、軟弱な私の参考にならない部分もありますが、ビジネスに適用していく部分ではいくつか参考になりました。
1)何度倒されても立ち上がる精神力(そして無理に戦わない)
ジュリアナ東京、ヴェルファーレを追われ、コムスン、グットウィルを清算しても再び立ち上がり成功されているのはすごいの一言です。
2)リスクを取る
ヴェルファーレ、グットウィルグループ立ち上げ時にストーリーはとにかくリスクを取る重要さを教えてくれます。最終的に勝っているから良いかと思いますが、改めて成功した起業家の方々のリスクの取り方はすごいなと思います。(私の場合は、少し状況が異なりますので、正直私の方が有利な状況にあると感じており、もっと成功しないと駄目だなと思う一方で、そこまですごいコミットを持てるかという課題をひしひし感じています。)
3)奢らない
1兆円近い企業のトップであり、物凄く裕福な生活をされている状態から、どん底に落ちても、雇われ社長や状況によっては担当部長を再び堂々とやれるのは改めて、真似できるのかを私も悶々としています。私も自分で立ちあげたコンサルティングファームを離れて1から現在の事業にトライしておりますので、奢らないことが如何に重要かわかっていますが、これも難しいことだと思います。
今私がやらなければならないことが浮き彫りになった1冊ということになるかなと思います。恐らく、一般的な読者より私は著者に近い境遇にある可能性があり、気になるポイントはずれているかもしれませんが、書籍のタイトル通り、起業家は成功したいなら
アイアンハート
ということかなとまとめたいと思います。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO
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